2024年に日本に初進出した『アコーグループ』の『グランドメルキュール』シリーズ。アコーグループは日本ではあまり耳馴染みがありませんが、『マリオット』『ヒルトン』『ハイアット』などと並ぶ世界規模のホテルグループで、日本では『スイスホテル』なども運営しています。
「オールインクルーシブ」を売りにしているグランドメルキュールに６歳と４歳の子供を連れて訪問してきたので、感想も含めて紹介させていただきます。
施設について
グランドメルキュールはどこもキッズスペースに力を入れており、他のホテルでは有料のアクティビティやキッズスペースもありますが、ここは宿泊費に込みで使えます。今回訪れた南房総は真ん中のすべり台の遊具に対象年齢として「３〜６歳」と書かれていますが、全体的にターゲットはそれぐらいだと思います。小さい子供向けのスペースも確保されているので小さい兄弟がいても安心です。
元々は別のホテルだったものを改装して2024年に開業したホテルで、キッズスペースは目玉として新しく作られたものだと思います。なので全体的にきれいで素敵なのですが、金属類、特に写真の線路のサビがすごかったです。子供が複数いると片方が乗っている間にもう片方がついていく、みたいな遊び方をしていましたが、足の裏がとんでもなく汚れました笑
外観含め、元のホテルの哀愁を残している部分もあります。宴会場のような和室をボール遊びの部屋に変えているところがあり、正直「改装すればよかったのに」と思わなくはありませんでしたが、子供が走り回って転んでも平気そうだったので畳の良い活用なのだと驚かされました。
プールは屋外のみで夏季限定営業のようです。写真のところだけなので大きくはありません。
お部屋について
大人２名、子供２名でツインルームを予約しましたがエクストラベッドを２台入れてくれていました。土曜の宿泊を前日に予約したのですが、朝夕ビュッフェ付きのベッド４台で５万円弱だったのでコスパはいいと思います。
水回りも清潔でいい感じです。大浴場があるので部屋のお風呂を使う人は少ないと思いますがトイレとお風呂もセパレートでキレイでした。
お風呂について
オールインクルーシブの施設の中であまり推されていませんが、個人的には大浴場がよかったです。内湯・露天風呂・サウナ・水風呂とシンプルな構成ですが、もともとが日本の施設だったこともあってか結構広いです。湯上がり処もとてもモダンで素敵です。
ご飯について（オールインクルーシブ！）
夕食のビュッフェはメニュー数も多いですし、なんとアルコール付きです。さすがインクルーシブ！
メニューが多くアルコールまでついているので大満足ですが、他とちょっと違うなと思ったのが食器類の下げ方です。他のホテルではあまり見かけたことがありませんが、食卓のエリアごとに大きな台車が置いてあり、下げた食器を置いていきます。スタッフが下げてくれるときもありますが、自分たちで台車に乗せるお客さんも多かったです。たくさん食べてたくさん飲みたい層にとってはむしろやりやすいですが、ラグジュアリーな雰囲気ではありません笑
朝食は夕食と同じ会場ですが、メニューは全然違いました。夜に比べると全然少なかったですが、アルコールもちょっとだけ置いていました。
ラウンジについて（オールインクルーシブ！）
正直到着するまで知りませんでしたがラウンジの利用も宿泊料金についています。
15:00~18:00 生ビール/ワイン/スパークリングワイン/ソフトドリンク＋おつまみ
21:00~23:00 スピリッツ類/ソフトドリンク＋おつまみ
おつまみはこれで全部で、最低限という感じです。
キッズスペースのすぐ近くにラウンジがあるのは配置の妙ですが、宿泊者全員が利用できるので信じられないぐらい混んでいてくつろぐという雰囲気ではありません。ただ、部屋に持って帰ることが認められているので、大人だけのグループは持って帰っている人たちも多かったようです。
その他あれこれ
部屋着は子供の分まで用意されています。うちの子供たちがデリケートなのかわかりませんが「チクチクする！」と言って寝るときはいつものパジャマに着替えました笑
禁止されているところも多いですが、ここはラウンジや食事会場に浴衣＆スリッパで入ることも明示的に認められています。
ホテルのロビー近くからプールの横を通って散歩道のようなところにいけます。
散歩道を抜けると砂浜に出ることができます。千葉の砂浜は火山活動と海流の影響で黒い砂浜が多いようです。ホテルから砂浜までは高低差がけっこうあって戻るのが大変なのでお気をつけて。
まとめ
ラウンジや食事で特に感じましたがグランドメルキュールの「オールインクルーシブ」はコスパがいいですが、なんとなく消費するのに体力がいります。なのでお客さんは子連れを含む若い世代が多いです。
休みの日にのんびりしにいく、というよりは全力で消費しにいく必要があるので、そのつもりで訪問するとコスパよく満足することができると思います。
